スーツケースや旅行用カバンを中心に展開する日本最大のバッグ&ラゲージメーカー・エースが、2025年秋冬シーズンに向けた新作展示会を開催した。
2025年は「Well-Moving」をテーマとするエース。「Well-Moving」は、「Well-Being」と「Move」を組み合わせたワードで、人々の肉体・精神に心地よい移動体験を提供し、ひいては社会にも貢献できるモノづくりをめざしていくという。そして、このテーマにおいて、「軽量」「プレミアム消費」「マナー向上」などをキーワードとしており、今回の新作展示会においても「軽量」にこだわったスーツケースが数多く展示された。
今回は、新作展示会より、日本製スーツケースとして幅広いユーザーに愛されるブランド「PROTECA(プロテカ)」と、世界的な人気を誇る米国発の「ZERO HALLIBURTON(ゼロハリバートン)」からリリースされる新作スーツケースをピックアップしてみた。
重さわずか“1.8kg”! 驚きの軽さが最大の特徴
「PROTECA」から、「軽量」という点を追求したスーツケースとしてラインナップされたのが「Tri-Air(トライエアー)」。一般的なスーツケースで使用されるポリカーボネートではなく、ポリプロピレン製の新素材「フレックスシェル」を採用することで、極限とも言える軽量化を実現している。
機内持ち込みサイズであれば、手にした瞬間、誰もが驚きを隠せない“1.8kg”、103リットルの大型モデルでも2.7kgと非常に軽量でありながら、耐久性、耐衝撃性能が高いのが特徴となっている。担当者によると「サンプルで計測しているため、重量が変わる可能性がある」とのことだが、それでも十分に軽い。
スーツケースを購入する人の多くが軽さを重視するという傾向から生み出されたモデルで、軽量化を図るためにムダを徹底的に削ぎ落としており、内装はベルトやファスナー式収納スペースだけで非常にシンプルに仕上がっている。
まさに必要最小限といえる構成だが、PROTECAのスーツケースではおなじみの「ベアロンホイール」や「サイレントキャスター」を標準で装備することで機能性もしっかり確保。カラーバリエーションはレッド・シルバー・ブルーの3色が展開される。
- 形状(品番)/サイズ:
機内持ち込み(01541)/55×37×23cm
預け入れ(01543)/68×46×27cm
預け入れ(01544)/75×55×28cm - 価格:7万2,000円(機内持ち込み No.01541)、8万2,000円(預け入れ No.01543)、8万7,000円(預け入れ No.01544)
「ZERO HALLIBURTON」らしい重厚感を保ちつつポリカーボネートで軽量化
「ZERO HALLIBURTON」といえばアルミニウム製の高い剛性が魅力となっているが、その分、重量も重くなってしまうため、「デザインは好きなんだけど……」と、女性層から一歩引かれてしまうことも少なくない。
そんな「ZERO HALLIBURTON」のウィークポイントを覆すラインナップとして、最近ではポリカーボネート製のスーツケースも展開されている。
そんな「ZERO HALLIBURTON」のポリカーボネート製スーツケースに最新モデルとして、剛性の高いアルミニウムのフレームを採用した「Classic Lightweight F」がラインナップ。従来の「Classic Lightweight」シリーズはファスナータイプだったが、フレームタイプとすることで、より「ZERO HALLIBURTON」らしいデザインを感じさせる仕上がりとなっている。
ハンドル部分も、オイルダンバーを搭載しゆっくりと静かに倒れるハンドル「オートリターンハンドル」を採用。双輪・静音キャスターを採用しており、旋回性や静音性の高さも注目ポイントとなっている。カラーバリエーションは、ブラックとヘアラインシルバーの2色で、同コンセプトのアタッシュケースもラインナップされている(なお、仕様は発売前に予告なく変更になる場合がある)。
- 形状(ブラック品番、ヘアラインシルバー品番)/サイズ/重さ:
キャリーオンS(81581、81611)/55×35×23cm/4.1kg
チェックインL(81582、81612)/71×49×26cm/5.6kg
ポータブルトランク(81583、81613)/80×41×37cm/5.9 ㎏ - 価格:キャリーオンS(ブラック)11万円、チェックインL(ブラック)12万1,000円、ポータブルトランク(ブラック)15万4,000円、キャリーオンS(ヘアラインシルバー)13万2,000円、チェックインL(ヘアラインシルバー)14万3,000円、ポータブルトランク(ヘアラインシルバー)17万6,000円