三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は11月16日、東芝グループおよび韓国・現代建設とのコンソーシアムがインドネシアで受注した「チレボン石炭火力発電所拡張プロジェクト」の建設工事に着手したと発表した。
チレボン石炭火力発電所拡張プロジェクトは、同コンソーシアムが、丸紅、東京電力グループと中部電力による合弁会社のJERA、インドネシアのエネルギー企業インディカ・エナジー、韓国の石炭企業サムタンおよび発電企業の韓国中部発電が共同で出資するPT. Cirebon Energi Prasarana(CEPR)と締結したEPC(設計・調達・建設)契約に基づき、フルターンキー方式によりジャワ島西部に出力100万kWの大規模超々臨界圧石炭火力発電所を建設するもの。
MHPSは超々臨界圧ボイラーおよび排煙脱硫装置の供給を担当する。なお、発電所の商業運転開始は2022年の予定となっており、運転開始後は、長期売電契約に基づいて同国のPT.PLNに電力を供給し、既設発電所とともに同国の電力需要に応えていくとしている。