アイドルグループ・嵐の二宮和也が13日、主演を務める映画『ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~』(11月3日公開)の公開記念トークイベントに、共演の西島秀俊、宮崎あおい、滝田洋二郎監督とともに登場した
原作は、料理番組『料理の鉄人』などを手がけたバラエティ演出家・田中経一氏の同名デビュー小説で、『おくりびと』滝田洋二郎監督が実写化。劇中では2000年代初頭と1930年代、2つの時代が平行して語られ、絶対味覚="麒麟の舌"を持ちながらも料理への情熱を失ってしまった主人公・佐々木充(二宮)が、1930年代の料理人・山形直太朗(西島)が満州で創り上げた「消えたレシピ」に挑む。
年末に放送されるNHK『第68回紅白歌合戦』白組司会就任が発表されたばかりの二宮。MCから司会決定の事実が伝えられると、映画館に集まった観客から割れんばかりの歓声が上がり、頭を下げた。「そうですね」と照れた様子を見せていた二宮だが、「12月31日のキワッキワまで働くことが決定しましたので、引き締めて。体調管理に気をつけて頑張っていきたいと思います」と意気込みを語った。
また、客から質問を募ることになった出演者たち。当てられて「やばい!」と慌てる観客に、二宮は「やばいね」と同意する余裕を見せた。改めて観客が「4回観ていて、みなさんの泣いてるシーンにもらい泣きしてしまうんですが、二宮和也くんが涙を流さないなと思って。実は泣いた、ということはありますか」と質問すると、二宮は「泣いたら負けだみたいな空気だったんですよね。監督と一緒にやってて」と撮影時を振り返る。滝田監督も「(泣くと)わかりやすすぎるし。心では泣いてるんですよ。それをどのくらい出すかで、ラストを表現したいなと思ったんです」と意図を明かした。