トランスコスモスは11月1日、調査・分析専門の関連会社トランスコスモス・アナリティクスは、AI・機械学習に不可欠な大量の教師データをセキュアな環境で高品質・効率的に作成することに特化したアノテーションセンターを、コンタクトセンター拠点「MCMセンター横浜」内に開設したことを発表した。アノテーションサービスを提供することで、顧客企業のAI・機械学習プロジェクトを推進する。

同センターでは、AI・機械学習後に実施する分析や運用を踏まえた、教師データを作成するためのアノテーション企画・設計を行う。また、ISO/IEC27001を取得しているセキュアなコンタクトセンターにおいて培ってきた人材管理・育成ノウハウ、コミュニケーション領域に特化したAI研究所「Communication Science Lab」での独自研究との連携をもとに高品質な教師データ作成を実現するという。

なお、トランスコスモスのアノテーションサービスでは、音声データに対して、正解の書き起こし文字データを作成したり、音声認識ソフトで書き起こした文字データを修正したりする音声のアノテーションに加え、チャットbot用FAQのように、想定される質問に対して回答を作成する文章のアノテーション、画像データに対して年齢や性別といったラベルを付与する画像のアノテーションにも対応している。

音声アノテーションのイメージ

今回、同センターの開設にあわせて、アノテーションサービスをトライアル価格で提供するキャンペーンを実施する。