国内製薬3社、開発中止の化合物から新薬を開発を目指すプログラムを開始

アステラス製薬、田辺三菱製薬および第一三共は、ドラッグリポジショニング化合物ライブラリを用いた疾患治療薬の探索プログラム「JOINUS」(Joint Open INnovation of drUg repoSitioning)を共同で実施することを発表した。

同プログラムにおいて3社は、臨床試験または前臨床試験を実施後に開発を中止した化合物からなる化合物ライブラリを構築し、ドラッグリポジショニング化合物ライブラリとして、プログラムに応募した国内研究機関に提供する。

一般に、ドラックリポジショニングは、薬の再活用という概念で当初とは異なる適応を見出すことを目的とし、扱われる化合物は既承認薬や開発中止品など多岐にわたるが、同プログラムでは発売まで至らなかった化合物を対象に、新薬としての開発を目指す。

従来、アカデミアに提供していた化合物ライブラリは、化合物の構造多様性を考慮し、薬理活性や安全性が確認される前の化合物を含め幅広く集めたものであった。しかし、今回のライブラリは、すでに非臨床試験で薬理活性が認められており、基本的な安全性も確認されているものであるため、新しい薬効評価系で活性が認められた場合には、従来の創薬と比べ、短期間で臨床試験まで進められることが期待される。

3社は、今回の取り組みにより、国内研究機関とのオープンイノベーションを推進することで、新たな疾患治療薬開発の可能性を向上させていくとしている。

なお、同プログラムへの参加募集期間は2017年10月16日~11月17日、選考期間は2017年11月20日~2018年2月16日で、研究期間は、契約締結日から原則1年以内だとしている。応募要項の詳細ならびに応募書類は各社のWebサイトにて確認することができる。



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