富士通は10月11日、フィリピンにおいて、オフショア拠点であるグローバルデリバリーセンター(GDC)を拡大するため、マニラGDCに加え、新たな拠点をセブ島に開設した。

1993年に開設されたマニラGDCでは、アジア太平洋地域を中心に、北米や欧州、中東、インド、アフリカ、オセアニアの顧客に向け、遠隔インフラ管理、サービスデスク、アプリケーションサービス、ビジネスプロセスアウトソーシングなど、広範囲にわたるサービスを提供している。

セブ島GDCは、日本語習得者率の高さに加え、教育水準が高く、多言語で対応できる熟練した技術者が多くいることが、開設を決定する重要な要素となったという。セブ島のGDCでは、今後2年間で400名体制にすることを計画している。

当初の注力分野として、業務アプリケーションの開発支援サービスを提供する。高いソフトウェア開発技術を持つフィリピンの人材を活用し、迅速で効果的、かつコスト効率の高いサービスを提供する。