シンガポールを拠点にモバイル視聴者のインテリジェンス・アナリティクスプラットフォームを提供するAffleはこのたび、モバイル広告詐欺を防止する不正アナリティクス「mTraction FaaS」の提供を日本で開始すると発表した。

mTraction FaaS(mFaaS)は、事後ではなくランタイムでの不正の検出を可能にし、貴重なマーケティング費用の損失を最小限に抑えることを目指したサービスプラットフォーム。

中核検出技術として、人物対ラック識別用のジャイロスコープやそのほかセンサーの使用を含むデバイスベースの検出や、IPプール・デバイス属性などサーバー側の検出、ブロックチェーン上の共有台帳検出を使用したオーバータイムなどを採用している。

同プラットフォームのデータエンジンは、Install Hijacking(インストール・ハイジャック)、クリックスパム、APK/Appバージョン不正、BOTインストール、IP不正、そのほか多くの広範囲な不正を特定するため、15以上の理由コードを用いて大量のデータを処理して不正パターンを検出する。

同サービスのリリースに際し、Affleの創業者兼会長兼CEOのAnuj Khanna Sohum氏は、「この1年間当社のチームは、さまざまな種類の広告詐欺を検出し浮かび上がらせ削除するのに役立つ信頼できる堅牢なアルゴリズムを構築すべく何十億ものデータイベントを対象に広範な調査を行ってきました。トップマーケターにとってROIの目減りにつながる広告詐欺が大幅に増加している中で、タイムリーに提供を開始できたと確信しています」と述べている。