KDDIは10月5日、全国の15歳~69歳の男女1000名を対象に実施した「日本人の音声操作に対する意識調査2017」の結果を発表した。同調査は、「音声操作」のインタフェースとしての可能性と「音声アシスタント」に期待する進化・期待しない進化について聞いている。

文字入力による検索については、半数近くの人が「面倒だ」と回答。男女別では、「面倒だ」と感じているのは男性が43.2%、女性が47.6%と、女性のほうが多かった。

文字入力による検索は面倒だと思う 資料:KDDI

人前で音声検索を行うことについては、恥ずかしいと思う人が71.1%と全体で7割を超えた。男女別では、「恥ずかしい」と感じるのは男性 (67.6%)、女性 (74.6%) と、女性のほうが多い。

人前で音声でインターネット検索をするのは恥ずかしい 資料:KDDI

また、音声アシスタントが進化して、「理解・対応できるようになったら嬉しいこと」を聞いたところ、「外国語の会話に対応 (翻訳など)」が第1位となった。これに、「標準語以外 (方言) の会話に対応」(25.6%)、3位「会話の流れから、言い間違いや言葉足らずを補完して対応」(22.9%)と続く。

で音声アシスタントが進化して、「理解・対応できるようになったら嬉しいこと」 資料:KDDI

音声アシスタントの開発で、「会話のセンスを学ぶお手本にしてほしい」と思う有名人の第1位は「マツコ・デラックス」(19.8%) となった。これに、「タモリ」(13.1%)、「明石家さんま」(11.3%) と続く。

音声アシスタントの開発で、「会話のセンスを学ぶお手本にしてほしい」と思う有名人 資料:KDDI

音声アシスタントが将来進化しても、「こんなことは言われたくない」と思うセリフを聞いたところ、第1位は「何回同じことを聞くのですか?/○月○日に同じ質問にお答えしましたよ」(41.9%)となった。これに、「私が教えたらあなたのためになりません」(24.9%)、「もっとはっきり話してください/滑舌が悪くて聞き取れません」(22.9%)が続く。

音声アシスタントが将来進化しても、「こんなことは言われたくない」と思うセリフ 資料:KDDI