アイリッジは、勤怠管理アプリ「LEAP」の提供を開始したと発表した。

「LEAP」は、従業員一人ひとりの勤怠管理から残業予測までを一元管理できるクラウド型の勤怠管理システム。

残業時間が基準値を超える可能性が高い従業員については、その上司および本人に対して事前にアラートを出し、業務の見直しを促進するほか、ビーコンを活用して位置情報と連動し自動管理することで、入力漏れや入力コストを削減することができる。

今回提供を開始するアプリ版では、複数オフィスにまたがる勤務形態やリモートワーク者がスマホで出退勤できるようになり、従業員の勤怠管理の効率化や企業としてのコンプライアンス強化も支援可能だ。

「LEAP」画面イメージ

同アプリは、システムパートナーとしてラクラスと共同で開発。ファーストクライアントとしてKADOKAWAに導入されることが決まっている。

同発表によると、導入の背景として、従業員の健康維持や増進を経営的な視点から捉え、戦略的に実践することで、従業員の活力・生産性向上につなげる「健康経営」が注目されていると指摘。

その背景には、長時間労働や有給休暇の未取得など、過重労働による健康被害の社会的課題が存在し、従業員の健康を守るだけでなく、企業のコンプライアンス保護の観点からも、勤務状況の可視化と問題を未然に防ぐ体制づくりが企業経営を行う上でますます重要になってくることが想定されることから、このたびの導入に至ったという。