パナソニック エコソリューションズ社は10月2日、2019年3月末をもって蛍光灯照明器具の生産を終了すると発表した。メンテナンス用の蛍光ランプは、照明器具生産終了後も継続生産する。

同社は、1952年にプル式の蛍光灯照明器具の生産を開始した。非住宅向けの照明器具としては2010年12月、日本照明工業会の規格に準拠した直管LEDランプ搭載ベースライトを発売、2012年12月には一体型LEDベースライト「iDシリーズ」を発売し、LED照明の普及を加速させてきた。

2019年3月末に非住宅市場向けの蛍光灯照明器具の生産を終了し、すべての分野における蛍光灯照明器具の生産を終了する。

1952年発売のプル式蛍光灯照明器具

2019年3月末に生産狩猟予定の施設用蛍光灯照明器具

この後、2018年4月末に黒板灯など用途別照明器具の一部、階段通路誘導灯を含む非常用照明器具(電池内蔵型)の一部、非常用ダウンライトの約70品番の生産を終了する。

続いて、2019年3月末に、富士型、笠付、笠なし、埋込型や防湿型、防雨型照明器具、非常用照明器具の約120品番の生産を終了する。

今後は、より省エネ性が高く、長寿命が特長であるLED照明器具への移行を推進し、蛍光ランプが多く使用されている施設市場については、一体型LEDベースライト「iDシリーズ」を中心とした高効率LED照明器具の普及を加速させていくとしている。