レオパレス21は9月21日、エネルギーマネジメント事業を手がけるMTESと共同で、レオパレス21が運営する介護施設「あずみ苑グランデ草加」において、利用者の見守りサービスの一環としてIoTとLoRa技術による「高齢者見守りシステム」の実証実験を2017年9月25日から開始すると発表した。

今回の実証実験では、MTESの開発したIoTとLoRa技術による「非接触のバイタルチェックシステムおよび異常認知監視カメラなど(以下、同システム)」を活用。ベッドへの非接触バイタルチェックデバイス設置によって、脈、体の動き、呼吸などを身体的負担なしで24時間計測できるようになり、LoRa技術によってリアルタイムでデータを計測することで、職員の労働負荷低減につながるという。

バイタルチェック画面サンプル

デバイス画像

また、異常認知時のみに撮影するカメラの稼働や、ドアや窓に取り付けたセンサーによって入退室の管理を行うほか、異常時にお知らせするナースコールとの連携、同システムのセキュリティー性能と各システムの接続確実性の検証を行う。

実験を通じて、無線通信規格「LPWA」の1つであるLoRa技術の有用性を検証することにより、スマートロック導入や物件駐車場の遠隔管理など、全国約57万戸を展開する当社賃貸住宅のさらなるIoT化に向けた技術開発を推進していくとしている。