19日にカンテレ・フジテレビ系『僕たちがやりました』、TBS系『カンナさーん!』が最終話を迎え、7月スタートの夏の連続ドラマの全話平均視聴率が出そった。トップは、平均14.8%をマークした山下智久主演の『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』(フジ)で、"月9"の貫禄を見せつけた。
2017民放夏ドラマ全話平均視聴率ランキング
『コード・ブルー』は、初回で16.3%というスタートを切り、以降も13%を割ることなく推移。最後は自己最高となる16.4%をマークして、全平均14.8%となった。2位に3ポイント差をつける独走ぶりで、月9としては『5→9~私に恋したお坊さん~』(2015年1月期)以来、約2年ぶりとなると全話平均2ケタを達成した。
2位は、高畑充希主演の『過保護のカホコ』が、三つ巴の大接戦を制した。第9話はバレーボール中継の延長による繰り下げで9.9%と2ケタを割ったものの、最終話は14.0%と自己最高で盛り返し、初回視聴率の6位から、ここまでランクが上昇した。
3位は、わずか0.02ポイント差で、武井咲主演の『黒革の手帖』がランクイン。過去に何度も映像化され、比較対象されることも多い中、全話2ケタをキープし続け、最終話は自己最高の13.0%をマークした。
このように、今期は最終話で自己最高視聴率をマークした作品が多く、『コード・ブルー』『過保護のカホコ』『黒革の手帖』以外にも、『ごめん、愛してる』『愛してたって、秘密はある。』を合わせた計5本が自己ベストでフィニッシュ。前期は『小さな巨人』『あなたのことはそれほど』の2本だったことから、クライマックスに向けて盛り上がった作品が大きく増えた。
なお、『コード・ブルー』が好調だったフジだが、その他の『警視庁いきもの係』『僕たちがやりました』『セシルのもくろみ』がワースト3を占める結果となり、厳しい状況が続いている。
視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ・関東地区。