バッファローは9月13日、384Wの出力ができるレイヤー2 Giga PoEスマートスイッチ「BS-GS2016P/HP」「BS-GS2024P/HP」の2機種を発表した。価格は、いずれも税別でBS-GS2016P/HPが7万4800円~、1BS-GS2024P/HPが8万9800円~、両製品ともに10月下旬より順次出荷開始する。

BS-GS2016P/HPは16ポートタイプ、BS-GS2024P/HPは24ポートタイプとなり、いずれもPoE給電出力を従来製品の180Wから384Wに強化。IEEE 802.3afおよびIEEE 802.3at(PoE+)規格に対応し、各ポート最大30Wの出力が可能だという。

BS-GS2016P/HPの外観

BS-GS2024P/HPの外観

給電能力に関しては、同社の法人向けトライバンドモデルの無線LANアクセスポイントである「WAPM-2133TR」の場合、従来製品の最大7台から14台へと2倍の台数への給電が可能になる。デュアルバンドモデルの「WAPM-1266R」の場合、BS-GS2016P/HPでは最大10台から15台へ、BS-GS2024P/HPでは最大10台から21台に増加。

従来は2台のPoEスイッチが必要だった場所を新製品では1台に集約でき、機器導入費用や設置スペースの削減、メンテナンス性の向上につながるとしている。また、全ポートがギガビットイーサネット(GbE)に対応するとともに、Web設定画面からの設定・管理に対応し、直感的な操作で容易に導入時設定が可能としている。

さらに、複数のネットワークを構築できる「VLAN機能」に対応し、セキュリティレベルの違いなどに応じて運用ポリシーを変更するといった利用が可能。加えて、通信の優先制御を行うQoS(Quality of Service)機能の搭載により、ネットワーク負荷を調整し通信回線を効率的に利用できるという。