Microsoftは2017年9月11日(現地時間)、同社のMicrosoft Azure上で動作するVM(仮想マシン)のラインナップに「B」シリーズをプレビューとして公開したことを公式ブログで明らかにした。現在は米国西部2、米国東部、西ヨーロッパ、南東アジアの4リージョンで利用可能とし、今年後半には他リージョンへの展開を予定している。

CentOS/Ubuntu Linuxを米国西部2で利用する際のスペックや価格

BシリーズはCPUのフルパフォーマンスを継続的に必要とせず、通常は低から中程度を基準にサービスを実行し、要求が増えた場合はパフォーマンスを向上させる用途に適したVMだと、Microsoft Azure, Director of ComputeのCorey Sanders氏は説明した。

Bシリーズは開発やテストサーバー、低トラフィックのWebサーバー、小規模のデータベースなどに適しており、最安値のB1Sは、ローカルディスクは400IOPS/10MBpsなど制限は多いものの、455.33円/月(価格はプレビュー版。一般提供時に変更する可能性あり)で利用できるため、レンタルサーバーからの移行先にもなり得る。

阿久津良和(Cactus)