WOWOWで11月5日からスタートする清武英利原作の連続ドラマ『石つぶて ~外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち~』のキャストが8日、発表された。北村一輝、萩原聖人、真飛聖、菅田俊、矢島健一、佐野史郎らが出演する。
これまで発表された主演の佐藤浩市とその上司役の江口洋介に続いて明らかになったのは、北村一輝と萩原聖人。北村は佐藤と江口演じる捜査二課の刑事が追い続ける外務省のノンキャリア・真瀬和則、そして萩原は捜査二課の面々をフォローしながら奔走するキャリア刑事二課長の東田将之をそれぞれ演じる。
真瀬役の北村は「外務省機密費詐取事件。つまり税金がどう使われているか? このような事件がニュースに取り上げてられていても、聞こえてくるのは普段耳にしない言葉ばかりで、自分の無知さから興味が湧くこともなくどこか他人事に感じていました。この話をいただいたのをきっかけにさまざまな関連資料を読み『現実にこんな事がまかり通っているのか?』と驚かされました。一人の国民として、一人の俳優としてこの衝撃をみなさんに伝えられるよう挑みたいと思います」と力強くコメント。
一方の萩原も「過去に佐藤さん、江口さんと共演させていただいた時は部下の役柄でしたが、今回はなんとお二人の上司役! いかにしてその空気が出せるのか、ドキドキしております。 この心地よい緊張感の中、一人の俳優として『石つぶて』の一つになれるように、スタッフ、キャストのみなさんと共に励んでいきたいと思っています」とドラマへの意気込みを語った。
そのほかに、真瀬の愛人・杉谷朱鐘役に真飛聖、主人公の木崎睦人とは犬猿の仲のベテラン刑事・羽佐間克男役に菅田俊、警視庁内で捜査二課に圧力をかける刑事部長・国友尚徳役に矢島健一、そして外務省に多大な力を持つキャリア官僚役に佐野史郎など、実力派キャスト陣がしっかりと脇を固める。