GMOインターネットは9月7日、「次世代型７nm」の半導体チップを活用した「仮想通貨の採掘(ビットコインマイニング)事業」を、2018年上半期を目処に開始することを決議したと発表した。

同社はビットコインのマイニングに必要な高性能コンピュータを実現するために、半導体設計技術を持つパートナー企業とともに、最先端の7nmプロセス技術を活用した半導体チップ(マイニングチップ)の研究開発を実施。また、コンピュータの稼働と冷却を行うための安定した電力を確保するために、再生可能エネルギーの豊富な北欧に「次世代マイニングセンター」を設置し、クリーンで安価な電力を調達することで、コストを抑えた施設の運営を可能にするとしている。

今後は、個人や事業者が手軽にマイニングに参入可能なサービスを展開し、「次世代マイニングセンター」の設備資金をユーザーから調達するとともに、その収益を配分するクラウド・マイニングサービスを提供する予定。また、マイニングチップを搭載したマイニングボードは製造後、「次世代マイニングセンター」で使用するだけでなく、一部外部への販売することを検討している。

そのほか、同社のグループ会社であるGMOコインに対して、マイニングされたビットコインをはじめとする仮想通貨を供給する予定としている。