俳優の新田真剣佑がこのほど、カンテレ・フジテレビ系ドラマ『僕たちがやりました』(毎週火曜21:00~)のクランクアップを迎え、役への愛着を語った。
人生"そこそこ"で生きていければいいと思っていたトビオ(窪田正孝)とその仲間が、向かいの高校へイタズラ心で行った復しゅうが謎の爆発事件に発展したことから繰り広げられる青春逃亡サスペンスの同作。
新田は、爆弾を仕掛けるきっかけにもなった不良高校のリーダー・市橋役を演じているが、前回放送の第7話では、同じ病院に入院したトビオと一緒にリハビリに励んだり、夜中に病院を抜け出してカラオケに行ったりすることで、"友情"を築き始めていた。
ドラマ中盤で深まる2人の友情について、新田は「数日前は嫌いだったのに、もう友達になっている(笑)。急だなとは思いました(笑)」と本音を漏らしながら、市橋という役柄について、「自分自身は好き嫌いがはっきりしているから、そういうこと(トビオと市橋のように急に仲良くなったりすること)はなく、少し戸惑いはありました。でも、自分自身は嫌いな人はいないですけど(笑)」と、冗談交じりで話す。
また、爆破事件がきっかけで徐々に変わっていく市橋について、「トビオたちと出会って変わった。2人の関係を見て『周りの人に支えられれば支えられるほど、人間って変わるものなんだな』と思いました」と分析した。
新田は、先月末に一足早くクランクアップを迎えているが、「(撮影は)あっという間でした。もっと市橋でいたいなと思いましたし、まだまだこの役を掘り下げて面白い役にできるんじゃないかなと思ったところで、クランクアップを迎えたので、寂しい気持ちはあります」と感慨。それでも、「精いっぱい市橋として生きられたので、短い時間でしたが命を吹き込むことができていればいいなと思います」と、役への愛着を語った。
そして、「この現場は"ホーム"って感じで、もっと長い期間、がっつり関わっていたい現場でもありました」と感想。窪田との共演については「本当にお芝居していて刺激的でした。僕自身、窪田さんから得られるものが、言葉に表せないほどたくさんありました」と目を輝かせ、「市橋らしい筋の通ったエンディングを見てほしい」とメッセージを寄せている。