セックは8月30日、屋内自律移動ロボットソフトウェア管理アプリケーション「Rtino Manager」(アルティノ マネージャ)を発売した。新製品により、自律移動ロボットの運用の効率化と柔軟な運用を実現するとしている。

LAN上のRtino搭載ロボットを一元管理可能

同製品は、屋内自律移動ロボットソフトウェアである「Rtino」を搭載する複数台の自律移動ロボットを、PCやタブレットなどで一元管理できる。同一エリア内で稼動する、すべてのRtino搭載ロボットをまとめて監視・運用するとともに、個々のRtino搭載ロボットへ個別の指示を出すことも可能だという。

画面イメージ

同製品の機能および特徴として、複数の自律移動ロボットの一元管理、優先経路や区画ごとの動作設定が可能、柔軟な動作環境の3点を挙げている。

複数ロボットの一元管理に関しては、複数のRtino搭載ロボットを同一LAN内から自動検索して管理対象に登録し、管理。登録したRtino搭載ロボットに地図情報を配信して共有させることが可能であり、個々のロボットに地図を作成させる必要はなく、ロボットごとに目的地を指定したり、複数の目的地を指定して順次移動させたりといった指示を可能としている。

優先経路や区画ごとの動作設定については、通常の自律移動ロボットは最も移動効率のよい最短経路を移動するが、同製品で優先経路を設定すると、ロボットの選択経路を変更できるほか、進入禁止エリアや低速移動エリアなどを設定することで、区画ごとにロボットの動作を変更できる。

動作環境に関しては、同製品の動作には特別なハードウェアは不要で、PCやタブレットなどで動作し、OSは問わないとしている。