キヤノンは29日、手軽に持ち運んで使えるコンパクトフォトプリンター「SELPHY CP1300」を発表した。ピンクとホワイトの2色を用意。10月上旬に発売する。直販価格(税別)は単体モデルが13,800円、カードプリントキット同梱モデルが15,800円。

ピンク

ホワイト

コンパクトフォトプリンター「SELPHY(セルフィー)」シリーズの新モデル。2016年2月に発売された「SELPHY CP1200」の後継機種で、熱でインクを気化させてプリントする独自方式を採用。人物や風景をきれいに印刷できる。また、オーバーコート仕上げにより写真に光沢感を持たせつつ、水や汚れなどからも保護する。

新モデルでは、機能を継承しながら操作用の液晶画面を3.2インチに大型化。ユーザーインタフェースにアイコンを使用するなど、視覚的にわかりやすく改良されている。画像の日付による絞込み機能などを追加し、素早い画像検索も可能。

IEEE802.11b/g準拠の無線LAN機能を搭載し、スマートフォンなどのモバイル機器からWi-Fi経由でのワイヤレス印刷に対応。印刷には同社専用アプリ「Canon PRINT Inkjet/SELPHY」が使えるほか、AirPrintやMopria規格にも対応する。

プリント方式は昇華型熱転写方式(オーバーコート付)で、解像度は300×300dpi、階調数は256階調。インクはイエロー / マゼンタ / シアン / オーバーコートの専用カセットを採用。印刷速度はL判で約39秒/枚。

インタフェースはデジタルカメラ / USBメモリ用にUSB Type-Aを、PC用にUSB Type-Bポートを搭載。SDメモリーカードスロットも備える。オプションで本体に直接装着できるバッテリーパック「NB-CP2LH」も用意。

本体サイズはW180.6×D135.9×H63.3mm、重量は約860g。対応OSはWindows 7(SP1) / 8.1 / 10、Mac OS X 10.10以降。