リクルートホールディングスは23日、同社投資子会社である合同会社RSPファンド6号を通じ、ブロックチェーン技術を用いた個人認証プラットフォームを展開する米ShoCard, Inc.への出資を実施したことを発表した。また、出資に合わせて米ShoCard, Inc.は、ブロックチェーン技術を活用したエンタープライズ向け個人認証「ShoBadge」を発表している。

ShoBadge: Secure Enterprise Identity Authentication(ShoCard, Inc.公式サイトより)

リクルートホールディングスは、3月には弁護士・法務の一部業務を自動化するイスラエルのLegalogic Ltd.、4月には健康保険組合向けの遠隔医療サービス「DoctorsCrowd」を開発・運営するメドケア、5月には飲食店向けモバイルPOSを運営・提供するカナダのTouchBistro.,Inc、6月にPCやスマホで簡単に利用できるクラウド型マニュアル作成・共有プラットフォーム「Teachme Biz(ティーチミービズ)」を運営・提供するスタディストと投資子会社を通じた出資を継続している。

今回同社が発表した、米ShoCard, Inc.はブロックチェーン技術を用いたモバイルデバイスを中心とした個人認証プラットフォームを展開しており、複数の投資会社からトータルで約5億5千万円($5.5 million)の出資を受け、新たなエンタープライズソリューション「ShoBadge」を発表している。企業内でのID運用管理軽減を軽減するシングルサインオン新製品として発表されたShoBadgeは、ユーザー相互の分散データの運用で改ざんを防ぐブロックチェーン技術が活用されており、一度登録することでユーザーID/PassWordの入力から解放される。