『スマステ』終了で"デジタル世代"向けドラマ枠に - テレ朝、土曜夜を刷新

テレビ朝日は5日、10月から土曜22・23時台の番組を刷新すると発表した。23時台にはドラマ枠を新設し、現在放送されている『SmaSTATION!!』は、16年にわたって続いてきたレギュラー放送を終了することになる。

現在、今田耕司と指原莉乃がMCを務めるバラエティ番組『こんなところにあるあるが。土曜・あるある晩餐会』が放送されている22時台には、破天荒ディレクター・"ナスD"の活躍で注目を集める紀行バラエティ『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて』が、火曜23時台からプライム帯に進出。

『あるある晩餐会』は、深夜帯から今年4月にプライム帯に進出したばかりだが、直近4回の平均視聴率は7.2%にとどまっており、ここに、7月2日のゴールデンスペシャルで9.6%をマークした『地球征服』を投入することになった。4月にスタートした21時台の『サタデーステーション』は継続する。

そして、23時台のバラエティ番組『SmaSTATION!!』の時間帯に、ドラマ枠を新設。同番組は、2001年にSMAP(当時)の香取慎吾の司会でスタートし、毎週生放送されてきた。

2004年7月には、フジテレビ『FNS27時間テレビ』との同時生放送という、テレビ史上に残る異例のコラボレーションも実施。昨年の15周年にあたり、香取は「よく頑張りましたね、僕(笑)」と自身をほめたたえていた。

なお、きょう5日の放送は、全英女子オープンゴルフ中継のために休止だが、番組ホームページの掲示板には「スマステが続くことを強く祈っています」「これからもどうか末長く『いつも』の土曜日をお願いします」など、継続を望む声が次々に寄せられている。

後番組となるドラマについて、テレ朝は「360°さまざまな既存メディアとの融合も仕掛けていきながら、若いデジタル世代にも衝撃を与えるような挑戦的な企画をお送りします」と、ラインナップを予告している。

視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ・関東地区。