データスポーツ・テクノロジーの分野でオープンイノベーションを推進するSports AIは7月27日、データスタジアム、スクワッドと連携して、サッカーの戦況予測用AIを搭載したJリーグ特化型シミュレーション・メディア「WARP」を提供開始すると発表した。

同サービスは、22人のソフトウェアロボット(AI)を使い、10分間の試合を100回対戦させる演算シミュレーションを行うことで、サッカーの試合の戦況と勝敗を予測するメディア。データスタジアムが管理するJリーグ公認データの「スタッツデータ・トラッキングデータ」と、サッカー専門新聞「EL GOLAZO」を発行するスクワッドが持つJリーグの各チーム・選手の取材情報を反映することで、現実に近いシミュレーション結果を導くことができるという。

実際の選手による過去の試合のデータに基づき、WARPエンジンが算出した試合シミュレーション

また、楽天が運営するBIG、totoのオンライン販売サイト「楽天 toto」と連携し、「WARP」にて予想された試合結果と同じ内容のtotoをスムーズに購入できるようなインタフェースを実装した。

なお、同サービスには1試合当たり50円のチケットを購入することで勝敗予測や戦況シミュレーションを見ることができる「レギュラー会員」と、月額500円(税別)でJ1全試合とtoto対象のJ2試合の勝敗予測と戦況シミュレーションを確認できる「ソシオ会員」が用意されている。

Sports AIでは今後、同サービスを通じてJリーグとサッカーの魅力を発信することに加え、最新テクノロジーとスポーツを掛け合わせることで、世界を魅了するスポーツ・エンターテインメントの創出を目指すとしている。