アイリスオーヤマは6月28日、働き方改革の一環として、パソコン用スタンディングテーブルをオフィスに導入し、パソコン利用者が立ったまま作業する取 り組みを行うと発表した。

今回新たに導入するパソコン用スタンディングテーブルは、自席の横にパソコ ン用のスタンディングテーブルを設置され、パソコン利用者が立ったまま作業することを推進する。

パソコ ン用のスタンディングテーブルの設置例

レイアウトイメージ

同社はこの取り組みにおいて、「集中力を高めること」「独創的なアイデアを創出すること」「健康の維持」を狙っている。

アイデア創出については、 立って作業をすることで眠くなることを防ぎ、独創的なアイデアの創出を促進するとしている。健康の維持については、欧米諸国を中心に長時間の着座による健康への影響が懸念されていることから、立ってパソコン作業 を行うことで、血流と代謝が改善されるとしている。

パソコン用スタンディングテーブルは本部所在地である角田 I.T.P.(インダストリアル・テクノ・パーク)から導入を開始 し、全国の拠点に広げていく。

また、パソコンが業務上必須の部署や身体的な問題がある場合は対象外となる。

同社は現状、漫然とした長時間のパソコン作業を避けるため、2007 年より自席にパソコンを置くことを禁止。パソコン作業を行う際は、別途設けられたパソコン専用のデスクに移動して使用することにしているほか、1回当たりのパソコンの使用時間の上限を45分に制限している。

この取り組みは、今回、パソコン用スタンディングテーブルへ移行のため順次撤廃されるという。