SAPジャパンは6月26日、「SAP Business Planning and Consolidation(SAP BPC)11.0, version for SAP BW/4HANA」を一般提供すると発表した。

同アプリケーションは、事業計画、予算編成、予測、および財務連結とレポートなど、ビジネスプロセスをすべて1つのソリューションに統合・強化することができる。

最新版では、「財務モデル」「企業内の各部門と企業外からのデータソースをロードできることによって効率化されたデータロードプロセス」がシンプルになったとともに、計画と連結の機能が1つの製品に統合された。

また、シンプル化されたアーキテクチャによってデータレプリケーションが不要となり、ハードウェアと管理にかかるコストが削減される一方、利用者はERPのランドスケープ全体でリアルタイムの分析と計画を実行できる。財務部門はトランザクション用と分析用に別々のシステムを持つ必要がなくなる。

パフォーマンスについても、「SAP HANAにプッシュダウンされた計算により計画と決算サイクルを高速化」「粒度や計算に関する制約をなくすことにより計画を詳細化」「SAP BW/4HANAによる拡張性」などにより、向上しているという。

そのほか、クラウドアプリケーションや他のサードパーティーデータソースからのデータの取り込みを可能にしたほか、SAP Analytics Cloudとの統合による、拡張レポートと分析、およびハイブリッド計画シナリオSAP BPCとSAP Analytics Cloudのシームレスな統合で、より詳細なアナリティクスとハイブリッド計画を実現している。