TDCソフトウェアエンジニアリング(TDCソフト)は6月13日、社内の申請業務をクラウド化するワークフローシステム「Styleflow(スタイルフロー)」の提供を開始した。

企業では、稟議書や申請書類など、社内で交わされるさまざまな報告文書を、エクセルやワードで作成、印刷し、社内各所で複数の上長に捺印を依頼する方法にて運用している方式が多く見受けられる。

一部の企業ではすでに数百万円から数千万円を投資してワークフローシステムを導入し、申請業務の電子化が進められている一方、システム投資が難しい企業も多く、従業員は日々の事務処理に追われ、本来なすべき業務に割く時間が圧迫されている状況だという。

Styleflowは、費用がネックとなり申請書類が電子化されていない企業や、交通費や経費精算などは会計システムで電子申請しているが、一般申請書類はまだ紙で行っている企業、申請書類の種類が多く、すべての文書を電子承認に移行できていない企業などを対象にしたワークフローシステム。

プログラムの知識がなくても入力フォームを作成できるほか、Excel/WordのシートをWeb上のフォームに変換してそのまま提出できる。また、承認者が固定の場合は、個人を設定し承認依頼をしたり、社内業務の都合に合わせ、複雑な承認ルートでも自由に設定することが可能だ。

提供価格は、1人あたり月額300円(税別)。