財務経理、人事労務、販売営業と企業の基幹業務をサポートする奉行シリーズを展開するオービックビジネスコンサルタントは、導入実績約56万社という実績を誇る。1980年創立の同社は、企業の業務における課題解決の歴史から4類型全69モデルの「OBC流 働き方改革」を抽出しWeb上に発表した。

官民一体となり取り組む働き方改革。テレワークやダイバシティ経営など従業員数の多い企業の取り組みが各社で実践されているが、同社はリソースが制限される中堅・中小企業にとっては、目に見える"確かな効果"が必要 であるとして、"生産性 = 成果/総労働時間"という働き方改革の公式を掲げる。業務時間を削減し、生産性を向上する手法を体系化することが重要であると説いている。これにより、例えば入力や集計、作成など成果が固定的な業務を削減することができ、提案や企画など成果が変動する業務に時間を割り当てるといったことも可能になる。

13日、同社が発表した「OBC流 働き方改革」は、部門単位、業務単位、リスク・法制度対策、生産性向上の4つの視点に大別された計69の改善プロセスで、どのようなケースで何を解決すると業務に関わる時間を削減できるかを纏めたもので特設サイトでは、全モデルが紹介されている。業務に関わる固定費をいかに削減し、より成果の見込める業務へ力を入れていくのか?チェックリストとしても利用できる。

各モデルを大別する4つの視点(同社資料より)