2017年8月21日(現地時間)には太陽全体が隠れる皆既日食(total solar eclipse)が、北米大陸で体験できる。その次の皆既日食は2019年の7月の南米になるというからこの天体イベントを体験できる機会は、しばらく先になってしまう。

Googleは、カリフォルニア大学バークレー校やサイエンティストたちと共にプロジェクトを開始した。ボランティアを集い、大陸を横切る皆既日食や周辺に炙り出されるコロナの様子を地上から撮影してもらう。これら大量のデータを活用してGoogleがテクノロジーを持って、"Megamovie"を作成するというものだ。

皆既日食は、可視光でコロナの変化の様子を大量にデータに収める好機でもあるという。これらデータセットは科学者コミュニティや一般にも広く公開する予定で、Googleでは特設サイトを設置しておりプロジェクトの詳細や参加者を募っている。大陸を斜めに横切るポイントで皆既日食を撮影することで、人類の叡智の進歩に貢献できることになる。