オリックスとソーラーフロンティアは、北海道知内町に最大出力24MW(24,066kW)の太陽光発電所「知内メガソーラー20M発電所」の建設に着手したことを発表した。運転開始予定は2018年12月。

「知内メガソーラー20M発電所」完成イメージ図(出所:ソーラーフロンティアWebサイト)

建設がスタートした太陽光発電所「知内メガソーラー20M発電所」は、北海道知内町の旧町営牧場(面積およそ89ヘクタール)に建設され、運転開始は2018年12月を予定。運営は、オリックスとソーラーフロンティアが出資する合同会社「はやてソーラー」が行う。

設置されるソーラーフロンティア製のCIS薄膜太陽電池は、熱や影に強く設置後の発電量が多いという特長があり、年間発電量は2175万6170kWhが見込まれている。また同発電所には、出力変動緩和対策として容量約7.2MWhの大型蓄電池システムが併設され、発電された電力は北海道電力に売電する予定だ。

オリックスは現在、土地を活用するメガソーラー事業において最大出力800MW以上、屋根設置型太陽光発電事業においては最大出力100MW以上、合計約990MWの発電所の開発および運営を手掛けている。一方、ソーラーフロンティアは、35年以上にわたる太陽電池の研究開発の歴史と累計4GWを超える太陽電池の出荷実績をもち、太陽光発電所開発についても200MW以上の国内案件を手掛けてきた。両社は今後もそれぞれのノウハウを融合し、クリーンエネルギーの普及を進めていくということだ。