デートラマは5月24日、マーケティングに特化したAI「Datorama Genius(デートラマ・ジーニアス)」を発表した。さまざまなマーケティングデータの中から、重要なインサイトを自動でピックアップしてユーザーに提示。マーケティング施策の最適化やスピードアップをサポートする。

多種多様なタッチポイントで消費者と結びつく現在において、消費者動向に関するデータは分散した状態で無数に存在。その中から重要なインサイトを見つけるには、膨大な時間と手間が必要だった。

Datorama Geniusはインサイト発見のプロセスを自動化し、数時間・数日かかっていたものを数分までに短縮。マーケターは意思決定のスピードアップを実現できる。

簡単に操作できる専用のインターフェイスがあるため、専門的な技術は不要。マーケターが重要なKPIを選択するだけで、そのKPIに関するインサイト提案の自動化をすぐに行うことができるという。提案されたインサイトは可視化して共有することも可能だ。

また、Geniusは膨大なデータを組み合わせてインサイトを導くため、従来とは違う組み合わせによってこれまで見えなかったインサイトを浮き彫りにする効果にも期待できるという。さらに、自らが提案したインサイトとユーザーのアクションを学び、時間とともに賢くなっていくとのことだ。

Datorama Geniusの画面例。重要なKPIに関して、前週比・前月比・前期比などさまざまな比較軸で自動的にインサイトを提供する

同社はGeniusによって、すべてのデータを自動的に可視化し、誰もが手軽にデータを見て、共有できるようにし、事業の成長を促すようなマーケティング全体の最適化を実現できる未来を目指すとしている。