「Android O」ベータ版公開、Google I/OでPIPや通知ドットなど新機能紹介

米Googleは5月17日 (現地時間)、開発者カンファレンスGoogle I/O 2017(5月17日~19日)の一般基調講演で、Androidの次期メジャーアップデート「Android O」(仮称)の パブリックベータ (O Developer Preview 2)リリースを発表した。また「Picture-in-Picture (PIP)」「Notification dots」「Autofill with Google」「Smart Text Selection」といった新機能を紹介した。

Picture-in-Pictureは、主に動画の再生に使用するマルチウィンドウ・モードだ。YouTubeの再生画面を表示しながらメモを取ったり、ビデオチャットしながらカレンダーにスケジュールを追加するなど、2つのタスクを同時に行える。

カレンダーで空き時間を確認しながら、同時にPicture-in-Pictureでビデオチャット

Notification dotsは、通知にアクセスする新しい方法になる。同機能をサポートするアプリでは通知と連動してアプリのアイコンにドットが表示され、長押しするとアイコンの上に通知がポップアップする。

Autofill with Googleは、Chromeで採用されている自動入力を他のアプリでも利用できるようにし、サービスへのログインやパスワードの同期を簡単に行えるようにする機能。基調講演のデモでは、新しいデバイスで初めてTwitterアプリを開くと、そのユーザーがChromeでTwitterを使用してオートフィルになっているデータからユーザー名とパスワードが自動的に入力され、ワンタップでログインが完了した。

Smart Text Selectionは、機械学習を活用してテキストの選択を支援する機能。電話番号、メールアドレス、住所など、ユーザーがよくコピーする種類のテキストを認識し、テキストの種類に応じて選択範囲を自動調整、対応するアクション(例:メールアドレスならGmailなど)を提示する。

メールアドレスの一部をダブルタップすると、自動的にメールアドレス全体が選択され、カットやGmailといったアクションが現れる

Android Oでは、バッテリー動作時間や起動時間、グラフィックスレンダリング・タイム、安定性が向上するように基盤の強化が図られている。中でも特に違いが現れているのが起動時間で、GoogleのスマートフォンPixelではほとんどのケースで起動時間がAndroid 7.0 Nougatの半分に短縮される。これはアプリのランタイムの多方面にわたる最適化によるもので、Adnroid Oへのアップデートでほとんどのアプリの動作が軽快になる。さらにアプリ開発者がそれぞれのアプリの最適化を追求できるように、Googleは「Play Console Dashboards」を用意した。バッテリー浪費、クラッシュ、UIの遅延といった問題の原因になる6つポイントにフォーカスして開発者にデータを提供する。

また、JavaとC++だったAndroidの公式サポート言語に、新たに「Kotlin」が加えられた。基調講演ではAndroidパートの最後のサプライズとして発表、会場に集まった開発者から大きな歓声がわき上がった。

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