マイナビは5月16日、2018年卒業予定の全国大学生および大学院生を対象とした「2018年卒マイナビ大学生就職内定率調査」の結果を発表。2018年卒業予定大学生、大学院生の4月の内々定率は23.0%だった。
同調査は、幅広い層の学生から内定率を調査することを目的として、2010年3月より開始したもの。8年目となる今回は『マイナビ2018』会員を対象にWEBアンケートを行い、9,248名(文系男子1,723名、文系女子4,407名、理系男子1,681名、理系女子1,437名)の有効回答を得た。調査期間は2017年4月24日から4月30日まで、調査対象は2018年3月卒業見込みの全国の大学4年生、大学院2年生となる。
同調査によると、2018年卒学生の4月末時点の内々定率は、前年同月比4.1pt増の23.0%(2017年卒4月:18.9%)で、前月と比べると16.7ptの増加(2018年卒3月:6.3%)。平均内々定保有社数は1.4社で前年同月から微増(0.1社)。内々定を複数企業から受けている学生の割合は28.0%で、前年同月から4.2pt増加した。
文理男女別では、理系男子が28.4%で最多で、理系女子が25.9%と続いた。一方、文系男子は22.2%、文系女子は18.1%だった。なお、理系学部・院生区分では、理系学部生が27.6%、理系院生が26.7%という結果で、いずれも全体の内定率(23.0%)を上回った。
未内定者を含めた「就職活動を継続する学生の割合」は94.0%。こちらの内訳は、未内定者(77.0%)と内々定を保有したまま活動を継続する学生(17.0%)となる。なお、内々定を保有したまま活動を継続する学生の割合は、内々定率23.0%に今後も活動を継続すると回答した学生の割合74.1%(内々定先に不満なので続行する:20.4%+内々定先に不満ではないが他の企業も見たいので続行する:53.7%)を掛け合わせて算出している。一方、理系男子の内々定者は、「内々定先に満足したので終了する」が前月比17.2pt増の38.8%、「内々定先に不満はないが、他の企業も見たいので続行する」が前月比20.8pt減の41.3%と、活動を終える学生が増加した。