歌手でタレントの森口博子が10日、都内で行われたBS11の特番『Anison Days』(27日20:00~20:54)の収録後に取材に応じ、アニメソングに歌手生命を救ってもらった過去を振り返った。
この番組は、ステージとトークで心に残るアニソンの名曲を再発見していくというもので、森口とシンガーソングライターの酒井ミキオがMCを担当。ゲストに『ドラゴンボールZ』の「CHA-LA HEAD-CHA-LA」などで知られる影山ヒロノブを迎え、森口は「ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~」、酒井は「創聖のアクエリオン」、影山は「薔薇は美しく散る」などを歌う。
トークコーナーでは、森口のアニソンとの歩みの話題に。歌手を目指してオーディションを受けるも「ずっと落ちまくりで、最後に手を差し伸べてくれたのが、アニメの世界だったんです」と、『機動戦士Ζガンダム』の「水の星へ愛をこめて」でデビューした当時を振り返った。
しかし、その後は芽が出ず、事務所からリストラ宣告を受けたそう。それでも「絶対この先には歌の仕事につなげるって思いながらバラエティを全力で頑張っていたら、『機動戦士ガンダムF91』のテーマソングを歌わせてもらったんです。歌手・森口博子を救ってもらいました」と、やはりアニソンに助けられたことを明かした。
それだけに、アニソンに対して「歌い続ける使命をいただけて、本当に一生一緒に生きていくんだと強く思えます」と語り、「どんなことが起こっても、私にとってアニソンは大きな存在。60歳になってもガンダム歌います!」と意欲を見せた。
森口は「こういうアニソンの番組をやりたいってマネージャーにずっと言ってたんです」と念願がかなった格好で、「収録を忘れるくらい大好きなことをみんなで語って歌ってたら、こんなに時間ってあっという間に過ぎるんだなっていうのを心の底から感じました」と充実の表情。森口のMCを「回しに感動」「パーフェクト」と絶賛していた酒井と影山も含め、口々にレギュラー化を熱望していた。