fossBytesに4月25日(米国時間)に掲載された記事「Jack Ma Warns: Future Will Be More "Painful" And Robots Will Steal CEO Jobs」が、アリババグループの創業者である馬雲氏の発言を引き合いに出し、今後ロボットと自動化および人工知能技術によってもたらされる影響について伝えた。こうした技術の普及によって雇用の絶対数は減ることになり、こうした状況に対応していく必要があるだろうと指摘している。

馬雲氏はロボットと自動化、またこれらを推進することになる人工知能技術によって現在人間がこなしている業務がロボットに取って代わられる可能性がある点を指摘。こうした結果、利益よりも痛みを伴うことの方が増えるだろうとコメントしている。馬雲氏はロボットは人間ができることを実施するように設計するのではなく、人間が実施できないことをうまくできるように設計することや、こうした状況に対応できるように教育を変えていくことが必要だろうと述べている。

人工知能は現在の技術トレンドの1つになっており、投資の対象分野にもなっている。こうした人工知能がもたらす未来に関しては楽観的なものから悲観的なものまで多数の意見が存在している。人工知能を応用していくことで産業界がどのように変わっていくかは今のところ推測の域を出ないが、今後も投資と開発が積極的に進められるものと見られ、目が離せない状況が続くことが予想される。