今日も楽しく過ごします。大ちゃん元気です。「涙と感動のご対面」

逆子のため、帝王切開で産むことになりました。体にメスを入れるのは人生初めての体験。入院さえしたことがないのに。どれだけ切るのか、切った後どれだけ痛いのか、「帝王切開」「痛い」「いつまで」などとキーワード検索をしながら、体験談を読んでは、不安は募っていくばかり。どうせなら自然分娩の経験もしてみたかったし。

とはいえ、帝王切開の良いこともあって、手術日を決めてしまうので、いつ生まれるか、破水したらどうしよう、などという心配をしなくて良いこと。私の場合、手術日は出産予定日よりも2週間早かったため、それだけ早く我が子に会えること。できるだけそちらを考えて、不安を取り除くようにしました。

手術には、夫が立ち会ってくれることになりました。前々から看護師さんに「帝王切開に旦那さんが立ち会う場合、時々貧血を起こす人がいるけど、その心配がある人は立ち会わないように。看護師たちは構ってあげられないから」と冗談半分に言われており、夫にはくれぐれもかんばるようにと伝言を残して、いざ、手術室へ。

ベッドに横たわると天井には大きな照明があり、その銀色の縁が鏡のようにうっすらと室内の様子を映し出しています。「手術の様子が見えるのかな…」などとぼんやり考えながら、先生の言われるがままに横を向き、脊椎に麻酔の注射を何本も打たれ(これが痛かった)、そのうち半分意識が遠のいていきました。先生や助産師さんの声をぼんやりとした意識の中で聞きながら、そして、お腹の上で何かが起こっているのを感じながら時間が経過していきます。