沖縄で開催中の「島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭」で23日、映画『女々演』が上映され、舞台挨拶に主演の福原遥をはじめ、玉城ティナ、秋山竜二(ロバート)、高野舞監督が登壇した。
本作は、高校の演劇部に所属する仲良し5人組の女の子を中心に、女の嘘と本音を描いた青春ムービー。文化祭3日前に絶対的ヒロインのひかりが突然退部してしまい、残された4人は途方にくれる一方、次のヒロインをだれがやるのかということにしか関心がない。そして、部長の沙彩の提案で、無記名投票でヒロインを決めることになるが、投票結果は驚きの展開に…。
主人公の沙彩役で映画初主演に挑戦した福原は、「早くみなさんに見てほしかったので、やっとこの日がきてうれしいです」とお披露目を喜び、「素敵な作品で主演ができてうれしく思います。とても大切な作品なのでたくさんの人に届いたら」と笑顔で語った。
脚本を読んだときは「女子って怖いな。こんなことあるんだな」と衝撃を受けたという福原。「でも、ハラハラドキドキしながらすぐ読んでしまい、すごいおもしろくて、思春期ならではの独特な雰囲気や感情が細かく描かれていて、素敵な作品だなと思いました」と魅力を語った。
ひかり役の玉城は、「実際の性格とはちょっと違う役だったので、最初は不安でした」と打ち明けた上で、「どういう風に見ていただけるか楽しみです」と期待。顧問の先生役を務めた秋山は「物を書くのもチョークに変え、家のテーブルも教壇風に変え…それくらいやらないと!」と役作りを徹底したことを冗談交じりに話して笑いを誘った。
同映画祭は、4月20日~23日の4日間開催。北部や離島も含む20以上の会場で、映画の上映&舞台挨拶をはじめ、お笑いライブや音楽ライブ、ファッションショーなど、バラエティに富んだイベントを展開する。