ZMPは18日、行動走行データ取得支援サービス「RoboTest」のサービスを海外へ拡大することを発表した。

昨今、先進運転支援システムの活性化や自動運転技術の開発が進むなか、それらの開発における公道評価が非常に重要となってきている。しかし、技術が複雑化し技術工数が増大してしまっているほか、社員の走行テストが社内規定などで制限される傾向もあるなど、課題が残る。さらに、国内だけでなくさまざまな交通環境に対応した開発が求められ、海外の行動におけるデータ収集のニーズも高まっている。

ZMPは、自社の自動運転技術開発とテストの経験を活かし、2012年より公道におけるドライバーによる走行時のデータ取得支援サービスを実施している。走行に必要なドライバー集めや管理を行うだけでなく、走行データ取得に必要なシステム(ロガー)の設計や構築などの上流工程、そして車両の手配と必要な設置・改造、および取得後のデータ処理まで一気通貫実施することで、利用者の手間を大幅に削減できるサービスだ。

RoboTestデータ計測システム構成例

今後は海外の交通環境での走行データ収集業務をサービスメニューとして拡大。海外交通法規の調査や構築したデータ取得システムの海外への運搬、海外での車両やドライバー手配、ドライバーの生体データの取得など、煩雑な作業や手続きもワンストップで提供するという。

価格は要件を確認のうえ個別見積り。例として、車両1台でドライバー10人、走行期間を2週間とすると税別1200万円~となる。