アイドルグループ・V6の岡田准一が18日、富山県で行われた映画『追憶』(5月6日公開)大ヒット祈願&富山凱旋トークショーに、共演の安藤サクラ、撮影の木村大作、降旗康男監督とともに登場した。

左から降旗康男監督、安藤サクラ、木村大作

同作は『駅 STATION』『鉄道員』『ホタル』など、日本映画史に残る作品を送り出した降旗&木村タッグの最新作。富山を舞台にかつて親友だった3人(岡田、小栗旬、柄本佑)が、刑事・容疑者・被害者として再会することになる。

77歳の木村と36歳の岡田は撮影を通じて距離を縮め、「准ちゃん」「大ちゃん」と呼び合う仲に。2人はまず1年前に撮影をした氷見・小杉漁港を訪れ、撮影当時を振り返りながら、木村の運転でドライブを行った。車中では2人きりとなり、木村の伝説的な逸話などで盛り上がった。

途中からは岡田が運転を担当し、岡田が演じた主人公・四方(しかた)篤にちなみ、富山市の"四方(よかた)神社"で大ヒット祈願を実施した。さらに安藤と降旗監督が合流し、引き続き岡田の運転により富山No,1の人気スポット・環水公園に到着。特別に敷かれたレッドカーペットの上を通り、約4,500人のファンを前に、異例のドライブ入場を行った。観客からの歓声に、岡田は「気のどくな!(ありがとう!)」と富山弁で答えた。

岡田は「『おかえり! 待っとったちゃ!』と富山の言葉でみんなが迎えてくれたことが嬉しかったです」と喜びつつ、「イベントで運転しながら登場したのは初めて」と告白。「口数が少なくなってしまう程緊張しました」と笑顔を見せた。「急きょ撮った綺麗な桜並木でのロケと、キャスト皆で散歩したことや、皆で食べたおいしいご飯とお酒」が思い出と語り、「この映画に散りばめられた富山の風景を楽しみに観てほしいです」とアピールした。

また木村は「私が参加した映画イベントの中でも、今日はずいぶん若い!! この映画を若い人達が見てくれると思うと嬉しい」と観客に語りかける。スタッフ・キャストのやる気を讃え、「『追憶』撮影時は、5回も神が助けてくれ、天候に恵まれ日数が少ない中でも撮影を無事終えることが出来た」と撮影を振り返った。

安藤は「岡田さんの運転はとても心地良く、綺麗な景色も見れ、贅沢な時間でした」と運転を称賛。降旗監督は「本当に良い作品が出来たなと我ながら思っています」と自賛し、「長野出身ということもあり、生まれたときから富山で取れた魚を食べているので、故郷に帰ってきたような気持ちです」としみじみと語った。