鯖江市のバス乗客リアルタイムオープンデータシステムを支える「IchigoJam」 - IchigoJamとさくらのIoT Platform

福井県鯖江市とjig.jp(ジグジェイピー)、さくらインターネットは、「バス乗客リアルタイムオープンデータシステム」を共同開発し、鯖江市公共バス「つつじバス」に搭載し4月1日より運用を開始することを発表した。

同システムは、バスの運転手が乗降者時に操作盤のボタンを押すと乗降者データが集計される。データは、Webサイトに集まり「データシティ鯖江」から誰でも無料でダウンロードできるオープンデータシステムとなる。運転手の操作盤は、「IchigoJam」(jig.jp)と「さくらのIoT Platform」(さくらインターネット)がリアルタイム通信を可能とする仕組みを構築している。

「バス乗客リアルタイムオープンデータシステム」概要(さくらインターネット資料より)

鯖江市に本店兼開発センターを構えるjigのワンボードパソコン"IchigoJam"が使われている。IchigoJamは、BasicベースのOS、IchigoJam BASICを搭載、Basicでプログラミングできる低価格の極小キットで、電子工作や簡単なプログラミングを楽しく学べる機材として学校やワークショップでの利用実績もある。同社は携帯電話向けフルブラウザ「jigブラウザ」を2004年に開発、2014年に行政向けオープンデータ化支援サービス「オープンデータプラットフォーム」、2015年には動画配信メディア「ふわっち」を展開するなど新たなサービスや製品開発に挑んでいる。

データ通信には、さくらインターネットが今春開始予定の「さくらのIoT Platform」を用いている。「さくらのIoT Platform」は通信用モジュールとIoT専用閉域網(LTE閉域網)、ストレージやデータベースなどのバックエンドからアプリケーションやAPIを一体型で提供するもので、数多くのPriority Partners企業のプラットフォームとの接続もできるIoTサービスとなる。

"めがねのまち"としても知られる鯖江市は、一般社団法人 コード・フォー・ジャパンが実施する民間企業社員派遣プログラム「コーポレート・フェローシップ」事業で昨年11月よりヤフー社員を迎え、jig.jpとともに同士が課題として取り組む「オープンデータを活用した公共交通の振興」に取り組んでおり、実証実験を重ねることで今回の運用を迎える。鯖江市の公共バス「つつじバス」は、高齢者や障害のある方などをおもな対象に市民が利用できるコミュニティバス。「バス乗客リアルタイムオープンデータシステム」により、利用者動向把握をこれまでの手動からリアルタイムの可視化へと進化させ、運転手や市役所職員の負担が軽減できるようになる。



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