伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は3月29日、オンプレミス環境からAWSへのデータベース移行と冗長化を支援する「データベース移行ソリューション for AWS」と「データベース冗長化ソリューション for AWS」を提供開始すると発表した。今後3年間で50社の受注を目指す。

サービス提供フロー図

データベース移行ソリューション for AWSは、オンプレミス環境からAWSへのデータベース移行計画を作成し、実際の移行作業完了までをワンストップで支援する。

AWSおよびデータベース移行に関する知識と経験を持ったエンジニアが既存システムの利用状況や移行要件を踏まえて、最適な移行方法を提案し、既存システムからのデータ変換作業と移行作業を実施する。提供価格は100万円~。

一方、データベース冗長化ソリューション for AWSは、可用性を確保しながらオンプレミス上の既存システムのデータベースをそのままクラウド環境で稼働させる。

サイオステクノロジーのHAクラスターソフトウェア「LifeKeeper」とデータレプリケーションソフトウェア「DataKeeper」を使用しており、リアルタイムでのデータの複製や障害直前までのデータ保護、ストレージ機能のミラーリングなどを行う。

また、冗長化の対象範囲を、通常AWSが対象としているOS、仮想サーバに加えて、ミドルウェアやアプリケーションにまで拡大しており、従来オンプレミス環境で利用していたアプリケーションに変更を加えずにデータベースの移行と冗長化を行うことができる。提供価格は320万円~。