6月3日の大岡信ことば館(静岡県三島市)を皮切りに、アニメーション監督・新海誠のデビュー15周年を記念して「新海誠展 -「ほしのこえ」から「君の名は。」まで-」を開催。その後、長野県や東京都など全国巡回を予定している。
新海監督は、2002年に短編アニメーション「ほしのこえ」で商業デビュー。それから15年、新海監督は"美しく壮大な世界ですれちがう男女の物語"を完成度の高い物語に結晶させ、登場人物やその世界を鮮やかに描き続け、世代や国境を超え多くの人々を引きつけている。
同展覧会は新海監督のデビュー15周年を記念し、その軌跡と作品を貴重な制作資料である絵コンテ、設定、作画、美術、映像などを始め、世界観を体験できる造形物などの展示を通じて紹介。個人制作の「ほしのこえ」から、集団制作に挑み初長編作品にして毎日映画コンクールで受賞した「雲のむこう、約束の場所」、「秒速5センチメートル」、「星を追う子ども」、デジタル時代の映像文学「言の葉の庭」、そして2016年に公開し記録的な大ヒットとなった最新作「君の名は。」までを完全網羅し、新海誠のアニメーション作品の魅力に迫る。
展覧会は6月3日~8月27日に大岡信ことば館(静岡県三島市)からスタートし、2017年9月(予定)に小海町高原美術館(長野県南佐久郡)、11月(予定)に国立新美術館(東京都港区)へと巡回。また、東京会場の後も全国の会場を巡回する予定となっている。