今年22年目に突入するTBS系情報番組『王様のブランチ』(毎週土曜9:30~)のMCがこの春、番組史上初めて男女同時に交代する。この大きな節目を前に、2007年2月からリポーターとして番組を支え続けている鈴木あきえは、番組の良さをつなぐ「橋渡し」になりたいと自身の役割について語った。

鈴木あきえ

現MCコンビの谷原章介と新川優愛が3月いっぱいで卒業し、4月からは渡部建(アンジャッシュ)と佐藤栞里が新たなTBS土曜昼の顔に。MC交代について鈴木は「これからどうなっていくんだろうという、不安と楽しみがあります」と率直な思いを打ち明け、「最終回に向けて、谷原さんなど今のメンバーでのロケを行っていますが、歴史に残るロケにしたい」と気合を込める。

続けて、「私は10年間続けさせていただいているので、谷原さんたちが次のメンバーにバトンを渡しやすいように、そして、受け取った人がそれをしっかりつないでもらえるように、いい橋渡しができたら」とコメント。「『王様のブランチ』の良さを途切れさせないようにしたい」と自身の果たすべき役割について力強く語った。

昨年9月まで同番組のプロデューサーを務め、鈴木の才能を高く評価する高橋一晃氏も「いろんな『王様のブランチ』を知っているという意味で、あきえちゃんはものすごく貴重な存在」とし、「縦軸になれる人。ブレてはいけないものを体で知っている人かもしれない」と彼女の重要性を強調している。

そんな鈴木に、22年も続いている『王様のブランチ』の魅力についてあらためて聞いたところ、「人が楽しいと思うことが全部詰まっていて、エンターテインメントの缶詰みたいな感じ」と表現。「グルメや映画、本、芸能人の方たちの情報など、自分の生活が潤う情報ばかり。出演者の私自身、すごく勉強になるし、楽しいし、明るい気持ちになります!」と思い入れたっぷりに話してくれた。

鈴木あきえと『王様のブランチ』元プロデューサーの高橋一晃氏

■プロフィール
鈴木あきえ
1987年3月12日生まれ、東京都出身。 2004年に芸能界デビューし、 グラビアをメインに活躍。2006年12月、『王様のブランチ』(TBS系)リポーターオーディションで合格し、翌年2月から同番組のリポーターに。2013年5月からは、リポーターを兼務する形でレギュラーメンバーに昇格。ハッピ姿でゲストとの買い物をしながらトークを展開する「買い物の達人」コーナーでも知られている。2017年3月8日には、コミュニケーションのコツや工夫についてまとめた初の著書『誰とでも3分でうちとける ほんの少しのコツ』(かんき出版)を出版した。