歌手で俳優の山下智久が主演を務めるフジテレビ系ドラマ『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~』が、7年ぶりに連続ドラマで復活することが9日、明らかになった。新垣結衣、戸田恵梨香、比嘉愛未、浅利陽介のメインキャストが全員そろい、毎週月曜(21:00~21:54)の月9枠で、7月にスタートする。

(左から) 浅利陽介、比嘉愛未、戸田恵梨香、新垣結衣

このドラマは、2008年7月に、日本で初めてドクターヘリをテーマに取り上げた作品としてスタート。09年1月にはスペシャルドラマ、10年1月からは連ドラの2ndシーズンが放送されてきた。

今回の3rdシーズンでは、10年以上のキャリアを越えたメンバーたちが、救命を離れて新しい科で力を発揮していたり、家族を失っていたり、恋人と出会っていたり、ライバルとし烈な戦いを繰り広げていたりと、人生の局面に立った新たなストーリーを展開。

藍沢耕作(山下)は翔陽大学付属北部病院の救命センターを離れ、脳外科医として経験を積み、白石恵(新垣)は人手不足の翔北救命センターでフライトドクターのスタッフリーダーとして奮闘。緋山美帆子(戸田)は翔北病院を離れ周産期医療センターで産婦人科医に、冴島はるか(比嘉)は、フライトナースのエースとして活躍中。そして、藤川一男(浅利)も、白石と共に翔北救命を支える整形外科専門の救命医となっている。

山下は「久しぶりに5人で集まれること、そして藍沢をまた演じられることをうれしく思い、成長した姿を皆さまにお見せすることができたらと思います」とコメント。ドクターヘリの配備は、スタート当初の14機から来月には50機まで増えており、「ドラマを通して、実際に多くの方にドクターヘリの存在を広められたことは誇りであり、素直にうれしいです。新シーズンを通して、また少しでも貢献できたらと思います。全情熱を注いで頑張ります」と意気込んでいる。

新垣は「最初の『コード・ブルー』の撮影中に20歳の誕生日を祝ってもらったのが随分昔のような、ついこの間のような」と振り返りながら、「また20代最後の歳に"白石恵"と向き合うことになり7年ぶりの再集結ということで、とても大きな縁と使命と課題を感じています」と心境を紹介。「物語の中で状況や立場など、あらゆることが7年前とは大きく変わったであろう今の新しい『コード・ブルー』を、あのとき共に懸命に駆け抜けたこの5人でまたやれることがとても楽しみです」と期待を語る。

また、戸田は「今の私にできることを"緋山"と向き合いながら、怒とうの日々をもう一度懸命に生きたい」、比嘉は「7年間、それぞれいろんな経験をへて人として表現者としても成長した姿でまた共演できることも今から楽しみ」、浅利は「スタッフ、そして同じキャストでドラマ『コード・ブルー』をまた作ることができてうれしいです」と、それぞれ再結集への喜びを語った。

フジテレビの増本淳プロデューサーは「タフな医療者に成長した彼らの活躍、責任が大きくなることに比例して大きくなった葛藤、30代を迎え結婚やキャリアなど人生の岐路に立つことで生じる迷いなど、より深みを増した物語を、奇跡の再集結を果たしてくれた豪華キャストたちと共に、さらにスケールアップした映像でお届けいたします」と予告している。

現在は、クランクインに向けて準備中。今後、他のキャストや、今シリーズから新たに参入する"後輩"たちも発表される。