all engineer.jpは3月8日、「fabcross for エンジニア」で実施した残業に関するアンケート調査の結果を発表した。調査期間は1月12日~19日、有効回答は全国の公務員・会社員1万145人。
月「45時間以上」残業、全年代で10%以上
平均的な1カ月の残業時間を調べたところ、「0時間」の割合は20歳~24歳では18.5%だったが、55~59歳では27.3%と約1.5倍に拡大し、年齢が高くなるにつれて増加する傾向がみられた。また「45時間以上」の割合は全ての年代で10%を上回った。
年代別の1カ月当たりの残業時間をみると、残業時間が最も多い年齢層は25歳~29歳の19.6時間、反対に最も少なかったのは20歳~24歳と55歳~59歳の17.6時間で、差は2時間。残業時間の中央値は全ての年代で10時間だった。
残業に対する考え方をみると、「日本は残業が多過ぎる」「残業ゼロで終わるように企業・団体の幹部が仕事のやり方を考えるべきだ」「自分の勤めている企業・団体で残業を減らすのは無理だと思う」との設問に賛同する割合が最も多かったのは20代。一方、「社会人として成長するためには、残業が必要なときもある」との考えを肯定する割合が最も高かったのは50代で、半数以上の53.5%を占めた。
残業する要因である「上司からの指示」「担当業務でより多くの成果を出したい」「自分の能力不足による」「残業費をもらって生活費を増やしたい」について聞くと、どの要因でも「当てはまる(非常に+やや)」と答えた割合は20代が最も多かった。