米Amazonのクラウドストレージサービス「Amazon S3」の北米リージョン(US-East-1)で、米西海岸標準時の2月28日午前10時頃にシステム障害が発生した。その影響で、Trello、Quora、IFTTTなど数多くのオンラインサービスにサービス障害や遅延が広がった。
Amazon Web Services (AWS)のステータダッシュボードもシステム障害の影響を受け、問題発生からしばらくはステータスページに障害が表示されずに、様々なオンラインサービスがダウンした原因が分からない状態が続いた。28日午前11時過ぎ(PDT)に、AmazonがAWSのTwitterページでS3の障害を報告、およそ20分後にスタータスダッシュボードが機能するようになった。障害は北米のみで、南米、欧州、アジアパシフィックのステータスは正常。
28日正午(同)にTwitterページでAWSチームが「原因を解明できたと思う」と報告。障害発生から3時間後の時点でも北米リージョンでは多くのサービスが「Increased Error Rates」の状態が続いているが、影響を受けたオンラインサービスが少しずつ回復し始めている。