Microsoftは2月27日(以下すべて現地時間)、Microsoft Azureをコマンドラインから操作するAzure CLI(Command Line Interface)のバージョン2.0をGA(一般提供版)としてリリースしたことを公式ブログで明らかにした。Azure CLI 2.0は2016年9月にプレビュー版をGitHub上でWindows版やmacOS版、Linux版を公開し、Microsoft Azure利用者はcurlやpip(Python)コマンドで容易にインストールできる。なお、詳しい手順はMicrosoft Docsで確認可能。

Azure CLIをLinux上で実行した状態(公式ブログより抜粋)

Azure CLIは仮想マシンやコンテナーサービス、ストレージ、ネットワークといったMicrosoft Azure上の各種サービスをコマンドラインから制御し、開発者の負担を大幅に軽減すると、Microsoftは説明している。バージョン2.0ではBash環境での操作を強化し、パイプ出力を用いることでgrepやcutなど各コマンドと組み合わせた操作が可能。またSQLやDocumentDB、Redisといったサービスに対するコマンドモジュールの追加や、応答を待つ「-wait」オプション、もしくは応答を待たずにスクリプトを実行する「-no-wait」オプションも追加されている。

阿久津良和(Cactus)