LLVM is a robust system, particularly well suited for developing new mid-level language-independent analyses and optimizations.

2月26日(米国時間)にPhoronixに掲載された記事「The New Features Of LLVM 4.0 & Clang 4.0」が、近いうちにリリースされると見られている「LLVM/Clang 4.0」の新機能を伝えた。同バージョンは半年おきのリリースの一環とされているが、従来のリリースよりも注目点が多く、メジャーアップグレードバージョンに相当するという。

紹介されているLLVM/Clang 4.0における注目の新機能は次のとおり。

  • GVNHoistパスをデフォルトで有効化(-Osや-Ozを指定した場合でのサイズ削減に効果が見込めるほか、より優れたスケジュールを生成可能)
  • LLVMコルーティンの実験的サポート
  • LLVM ARM64/AArch64にXRayサポートを追加
  • LLVM ARM32サポートの改善
  • 新しいAVRバックエンドの導入
  • AMGGPUにおけるFP16半精度のサポート追加
  • OpenCL C言語に対するいくつかの修正
  • -Og最適化レベルにおけるデバッグ機能サポートの改善
  • -flto=thin (ThinkLTO)モードを改善
  • Clangスタティックアナライザに新しいチェックを追加

バージョニングスキームが変更になるとされており、4.0のリリースの後は5.0がリリースされると説明がある。