歌手の郷ひろみが、3月26日に放送される佐藤浩市主演のTBS系大型スペシャルドラマ『LEADERSII』(21:00~)に出演し、デビュー45年で初の悪役に挑むことがこのほど、明らかになった。

酒田ガレージの社長・酒田健太郎を演じる郷ひろみ

このドラマは、2014年3月に二夜連続で放送された『LEADERS』の続編。前作では、第2次世界大戦前後、モノづくりに人生を賭けた人間たちの生きざまを、トヨタ自動車全面協力のもと史実に基づいて描いたが、今回はストーリーの主軸を国産自動車開発の世界から販売の世界へと展開し、国産自動車の開発に邁進する主人公・愛知佐一郎と、佐一郎を販売面で支え続けた男たちの物語となる予定だ。

2015年4月に放送されたTBSテレビ60周年特別企画『天皇の料理番』以来、2年ぶりのドラマ出演となる郷が演じるのは、GM(ゼネラルモーダーズ)車の販売店・酒田ガレージの社長・酒田健太郎。名古屋市内で同じGMの販売店である日の出モータースの山崎亘(内野聖陽)とはライバル関係にあり、戦後はアメリカ製自動車を一手に扱う販売店になり、アイチ自動車販売に移籍した山崎とはことごとく対立する。アイチ自動車にとっては敵役とも言える存在だ。

デビュー45周年で自身初の悪役に挑戦する郷は「今回は、人生で初めての『嫌な役』になります。どう演じたら嫌なやつに見えるのかを考え、いろいろなパターンの表現ができるように準備しました」とコメント。「男たちが熱いドラマを繰り広げる中で、私が演じた酒田のような人間がいるからこそ、彼らがより一層『燃える』のだと思います。その火を燃やす燃料となれるよう、頑張ります。視聴者の皆さんに、『本当に嫌なやつだなぁ』と感じていただけたらうれしいです」と意気込んでいる。

なお、3月20日(19:00~)に『LEADERSII(リーダーズ)ディレクターズカット(仮)』を4時間の大型番組として放送することも決定した。

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