元サッカー日本代表の中田英寿氏が、24日(21:00~22:54)に放送される日本テレビ系特番『人生が二度あれば』で、29歳での突然の引退の真相を、お笑いコンビ・ピースの又吉直樹に明かす。
この番組は、スポーツ界を離れる決断をしたアスリートのもとを訪ね、人生の選択の裏にどんな背景、どんな思いがあったのかに迫るもの。聞き役は、多くの"人生の選択"をしてきた人物が務め、最後に「人生が二度あれば、もう一度あの時に戻れるならば、今度はどちらの道を選びますか?」と質問する。
中田氏は、イタリアセリエAの強豪・ローマで、日本人初の優勝をするなど、"史上最も才能に恵まれたアジア人"とも評された天才プレイヤー。しかし、2006年のドイツW杯で、日本のグループリーグ敗退が決まってピッチに倒れ込んだブラジル戦が、現役最後の試合となり、その後突然の引退発表を行った。
そんな中田氏の元を訪ねるのは、自身もインターハイ出場経験のある又吉。現在、中田氏は、日本酒や工芸など伝統文化の魅力を世界に広める活動をしているが、又吉が「サッカーをやっていた時からいろんなことに興味がすでにあった?」と訪ねると、「昔からいろんなことに興味があって中学生の頃からだけど、特にスポーツやっていると"○○バカ"みたいに言われる。それがすごく嫌いでスポーツもできて勉強もできた、嫌なやつになりたい。昔から格好つける気持ちはすごい強くて、でも当然一番の興味はサッカーだった」と、赤裸々に語る。
そして、突然の引退については、「自分がサッカーを好きでやっていて、ただ好きの部分が楽しめない時期が、長く続いていろんな環境のことがあったりした。だったら一旦休んだほうがいいなと。そしてもしかしたら何年後かに戻る可能性だってあった」と告白。又吉が「もしかしたら時間置いたらまたやりたくなってきてサッカーやっぱり楽しいからまたやろうという気持ちになるかもしれないってことですか?」と確認すると、「うん」と答え、引退後に復帰する可能性があったことを明かす。
さらに、ドイツW杯時の日本代表監督だったジーコ氏や、今年50歳で現役を続ける三浦知良選手らの証言も重ねながら、引退の真相が明らかになる。
この番組では他にも、33歳で引退した元阪神タイガースの掛布雅之氏に、サッカー解説者の松木安太郎氏。1991年夏の甲子園で沖縄水産高校のエースとして700球以上を投げた大野倫氏に、元大阪府知事の橋下徹氏。引退後1年で相撲協会を退職した花田虎上氏に、スポーツキャスターの長島三奈。元野球日本代表のエース・杉浦正則氏に、くりぃむしちゅーの上田晋也。誤審で高校サッカー選手権の全国大会に出場した元水島工高の宮本寛氏に、ヒロミが訪ねる。