お笑いタレントで映画監督・俳優のビートたけしが、テレビ東京系ドラマ特別企画『破獄』(2017年放送)に出演することが24日、わかった。

ビートたけし

同作は、吉村昭原作の同名小説をドラマ化。関東大震災で妻と子供を失い、脱獄阻止に命を燃やす人情派看守・浦田進(ビートたけし)と、彼の前に現れる天才的脱獄犯・佐久間清太郎の闘いを描く。脚本を池端俊策、監督を深川栄洋が務め、今回30年ぶりにドラマ化される。

主演となったたけしは「いつものように監督に言われた通り、精一杯演じるつもりでいます」と語りつつも、「『破獄』という物語は、『生きる』という深いテーマ性がある作品なので、うまく演じきれるか少し緊張しています」と、気を引き締める様子を見せた。そして「クランクインして間もないですが、頑張っていきます」と今後の意欲を表した。

同局 編成局ドラマ制作部 田淵俊彦プロデューサーは「今これを、映画ではなくテレビでやることの意義や意味は大きいと確信していた」と自信を見せる。「全てが不確かで曖昧な時代に確固たる信念を持つことの大切さを訴えたかった」と映像化の意図を明かし、「全ての常識を取っ払ってしまうような絶大なパワーが必要」と、主演の起用理由を述べた。

田淵プロデューサーはさらに、「撮影は始まったばかりだが、現場は未知なる挑戦への熱気に包まれている」と現場の様子を語り、「視聴者は今まで全く見たことがない"ビートたけし像"を目の当たりにすることにあるだろう」と期待を煽った。

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