松尾商店は1月23日、ユーザーの操作画面を画像で記録する証跡管理ソリューション「Ekran System(エクラン システム)」と、エムオーテックスのIT資産管理・情報漏えい対策ツール「LanScope Cat」を製品連携し、提供を開始したと発表した。これにより、より強固な情報漏えい対策ソリューションを確立できる。

松尾商店のEkran Systemは、ハンガリーのCloud Labsが開発した、ユーザーのPC画面を録画/再生できるほか、キーボード入力情報を取得できる証跡管理システム。特権ID、管理者権限、アプリケーションやシステム構成に依存することなくすべての操作画面を漏らさず記録できる。また、通常操作時のエビデンス取得としても利用することが可能だ。

一方のLanScope Catは、「誰が・いつ・どんな操作をしたのか」といったPCの操作ログを取得することで、現状把握・分析・問題発見までの運用が可能となる製品。また、USBデバイスの利用制御やアプリの稼動管理、Webサイトの閲覧制限などの具体的な対策を行うことでセキュアな環境が実現できる。

今回の連携により、PCでの操作ログに加え、画面操作履歴、キーボード入力内容などの詳細な操作履歴の取得が可能となる。両社のソリューションを統合することで、セキュリティアップデートの未適用、USBデバイスの制限、インベントリの管理といった情報漏えい防止対策に加え、アプリケーションに依存しない画面録画による情報漏えい発生時の調査を確実にし、エンドポイント保護を包括的に行うことができる。

具体的には、LanScope Catの配布・自動インストール機能を利用することで、複数のPCに対してEkran Systemのクライアントモジュールを一括自動インストールすることができる。また、共通設定ファイルを作成し配布することも可能。

速報(不審な操作の発生など)は、LanScope CatとEkran Systemで個別設定が可能なアラートで検知し、実際にどのような操作がされたかといった詳細は、Ekran Systemにてグラフィカルに確認できる。これにより機密情報、個人情報の管理性が向上する。